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霊芝

 霊芝は和名をマンネンタケといい、サルノコシカケ科に属する坦子菌類の一品種であるが、梅などの古木10万本に2~3本しか採取できないという希少品種で、めったに人目に触れることがなかった。古代中国では、宮中に霊芝が生じると天下泰平の印として、祝宴を催したと伝えられている。そんなこともあってか、神草とか仙薬、不死草などと呼ばれ、不老長寿の新薬として用いられていた。

 漢方ではその薬効作用に注目しており、李時珍は本草綱目で、赤芝、青芝、黄芝、白芝、黒芝、紫芝の6種をあげ、「久しく食すれば、身を軽くして老いず、年を延ばして神仙となると記し、漢方薬の中で上薬に位置づけている。

 やや古いが1974年に出版された中国薬用真菌(劉波著)によれば、霊芝は健胃、健脳、強壮、利尿に効果があり、症状としては神経衰弱、不眠、急・慢性肝炎、胃潰瘍、気管支炎、胃炎などに優れた効果があると記されている。

 一方、わが国でも霊芝の研究は盛んで、特に人工栽培では1937年(昭和12年)から京都大学で始まり、その後研究を重ねた結果、1971年になって、同大食料研究所所技官であった直井幸雄が世界で初めて霊芝の量産に成功した。それとあいまって、薬理研究も活発化し、多くの臨床例、治験例が報告されるようになった。まだその薬効成分に関しては十分に解明されていないが、その効用については非常に多くの臨床例などで実証されている。

 効用のひとつとして、淤血と血栓を駆除することがあげられる。淤血とは、古血、つまり血の流れが悪くなり、滞ってしまうことをいう。血栓は、血管の中に血液などの固まりが詰まることで、それによって血液の循環をとめてしまうことに繋がる。各種の生活習慣病をはじめ、現代病と言われる多くは、この淤血や血栓が原因となった起こるケースが多い。たとえば、自律神経失調症、更年期障害、腰痛、痔、便秘、頭痛、慢性肝炎、肩こり、イライラ、歯槽膿漏など多数に及び、現代人が悩む病気はほとんど含まれているといってよい。

 こうした淤血を示す徴候としては、①脱毛、②赤ら顔、顔にしみができはじめた、③鼻の頭が赤くなった、④目が充血しがちになり、目がかすむ、⑤首の後ろが重く、時々フラッとする、⑥歯茎の色が悪くなった、⑦耳鳴りがしたり、肩がこる、⑧皮膚の色が黒くなり、つまむと赤色化してなかなか消えない、⑨生理痛・生理不順がひどい、⑩便秘がち、痔を患う、⑪腰痛、⑫、手のしびれ、震え、⑬心臓の付近が時々刺すように痛む、⑭傷あとが治りにくい、⑮喘息や気管支炎でもないのに空咳が出る、⑯皮下脂肪組織をつまむと硬くて痛い、などがあり、いずれも注意する必要がある。

 血栓症は、血管のつまり血液が体の隅々まで送れなくなるもので、その最たるものが脳卒中や心筋梗塞である。ここまでくると命取りになるが、そこまで行かなくとも多くの疾病を引き起こす要因になっている。霊芝はこのような病変に対して、①高血圧を改善する、②低血圧の人の血圧を高める、③動脈硬化の予防作用がある、④高脂血症を改善する、⑤降圧剤の副作用を軽減する、⑥老化を防止する、⑦新薬と併用して降圧作用を高めるなどの働きを持つ。

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